夏八木勲さんが死去=映画、ドラマの名脇役、73歳

 野性的な風貌の名脇役として多くの映画やテレビドラマで活躍した俳優の夏八木勲(なつやぎ・いさお)さんが11日午後3時22分、膵臓(すいぞう)がんのため神奈川県鎌倉市の自宅で死去した。73歳だった。東京都出身。葬儀は近親者で行う。
 

慶大中退後、俳優座養成所に入所し、1966年デビュー。映画「日本沈没」「宵待草」「戦国自衛隊」、テレビドラマ「鳩子の海」「富豪刑事」など数々の作品で味わい深い演技を見せた。

 昨年10月公開された園子温監督の映画「希望の国」では、原発事故で平穏な暮らしを奪われる主人公を演じ、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。5月15日から開かれるカンヌ国際映画祭の長編コンペティション部門候補作「そして父になる」(是枝裕和監督)にも出演している。

 所属事務所によると、昨年秋に膵臓(すいぞう)がんが見つかったが、その後も入退院を繰り返しながら精力的に仕事を続けていた。10日ごろから急に体調が悪化したという。昨年放送のフジテレビ系ドラマ「ゴーイング マイ ホーム」が最後の現場となった。

 昨年秋のインタビューでは「映画は僕にとってメーンの土壌。そこで栄養を吸い取って、また成長していかないとね」と話していた。 時事通信

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